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大宮にあるから大宮ソフト

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

デザイナーズノート稼動モードなので、久しぶりに年始書き込みをしてみました。

昨年、2007年は、大宮ソフトとしても色々なことがありました。
「サーガ」は2006年末ですが、今年頭には「アーモダイン」発売が続き、その後一年を待たず、「カルドセプトDS」の発表ですからね。大宮ソフトとしては異例のイベントラッシュという感じです。
良いことばかりだったかと言えば、そうでもないですが…。

2008年は良いことずくめの一年にすべく、がんばってみたいと思います。

さて、雑記帳ですので、個人的な去年のことについて書いてみます。
(本来は去年末にすべき話題ですね…)

ゲーム

去年は、知人のボード/カードゲーム会にも何度か参加できて、楽しかったです。いやあ、感心しますね、ボードゲーム。新しいものに触れる度に目から鱗が落ちる感じです。多分、ビデオゲームと違い、製作コストが安いので実験的なものが色々できるんでしょうね。もちろん、私などがプレイするのは、数多の中でも評価の高い上澄み部分であって、全てが良作とまでは思いませんが。

最近プレイした中で印象に残ったものでは「Condottiere」「Iriad」「Kaker Laken Poker」あたりかな。最近に限らなければ「Puerto Rico」「Citadels」「Rasende roboter」「Cuccu」とか。単純に面白い、というものもあれば「よく考えてるなあ…」と感心するようなものもあります。

もっとも、このタイプのボード/カードゲームは「たまに集まって遊んで楽しい」という部分に力点を置いていると思うので、単純にビデオゲームとは比較できないですね。

たまに集まって楽しむタイプのゲームは、プレイヤーのスキルに負うところが大きいと勝ち負けが固定してしまうので、むしろランダムの比重が高めの方が面白い気がします。
逆にビデオゲームやトレーディングカードゲームでは、ユーザーの日々の鍛錬やデータの蓄積によって強くなる部分の比重が高くないと、物足りなく感じるんじゃないでしょうか。

そのビデオゲームの方でも印象に残ったものはたくさんあります。仕事関連を除いても、昨年はけっこうプレイできました。
中で一番印象に残ったのは……PS2の「OUTRUN2」かな(笑)。発売から1年も経とうという今でも時々プレイしてます。ちょっと偏ってますかね…。

映画

最近見た映画では「ベオウルフ」について、ちょっと言及してみたいです。

ベオウルフの原作は、古いイギリスの英雄譚です。原作が好きでしたので、その映像化には興味ありました。ほぼ全編CGだったのにはびっくりしましたね(知らずに見たので。もっとも個人的には、人物は実写の方が良かったかな)。

ベオウルフにはカルドセプト(セカンドとサーガ)のカードにも存在する「グレンデル」が登場します。私的なイメージでは、水棲の巨人(トロルに近いかな)だったのですが、今まで映像化された例を知らず、映画ではどんな風に表現されるか楽しみでした。
実際、映画のグレンデルは「なるほど、そう来たか!」という感じで、良かったです。

あの崩れかけたような容姿は、むしろサーガのタイタン(タイタンは巨人の一種)に近いイメージですね。もっとも、地理的に考えるとフォモール族(これも巨人の一種)の末裔という設定なのかも。それはそれで不気味な姿に説得力があります。

お話の方は、原作とはやや違う部分もありましたが、それも原作の味気ない部分を情緒的にまとめるための方便と考えると、むしろうまいなと思いました。「物語としては後世にこの(原作の)ように伝わっているが、真実はこうだったのだ」と解釈するのも面白いですね。

TV

去年から、ガンダムの新作が始まってますね。毎週楽しみに見てます。
実を言えば、私は「1st」以外にはあまり執着はなく、「Z」についても恩田さん関係でDVDを見直して、その面白さを再認識した程度の人間なのですが…。
今回のガンダム「00」は個人的に好みに合う部分が多くて、素直に楽しめています。それに、「アーモダイン」と共通する部分を感じるんですよね。

いや、「黒いライバル機」とか「紫(ピンクか?)の機体の少女パイロット」とか「超感覚を持つ改造兵士」とか、そういう表面的な部分ではありません(笑)。
もっと、根っこに流れるもの…客観的なストーリー進行や、時代錯誤にも思えるSF考証への傾倒や、「理想の世界」に対するシニカル(というか青臭いというか(苦笑))な考え方に共感を感じるのです。

あと、細かい部分の相似で面白いと思ったこともあります。「アーモ」でユーラシア大陸を東西に分けて2つの州と設定しているんですが、我ながらちょっと無理やりな感じに思ってました(ロシアの立場が…)。また東西に分けるにしても、人種やプレートの区分を考えるとインドは西側と考えるのが自然のようなのですが、個人的な感覚(その方がしっくりする気がしたので)で東側に入れてしまっていました。
しかし、「00」でも同じ区分にしているじゃないですか。同じような考え方をする人が、アニメ畑のプロにもいるとは、ちょっと勇気付けられましたね。

もっとも、「軌道エレベータ」を物語の主軸にすえているという意味では、「ガンハザード」の方が近いのかな。
ともあれ、今後の展開も楽しみです。

その他

そういえば、今年の1月30日頃に「2007WD5」と名付けられた小惑星が、火星に1/75の確率で衝突するかもしれない…というニュースがありましたね。広島原爆200個分の威力という話もあり、当たればなかなか興味深い天体ショーが見られるかもしれません。とはいえ、1/75といえば1%程度なわけで、当たらない確率の方が高いんですけどね。
しかし、そのニュースを最初聞いたときには、火星に当たらないまでも、小惑星が火星でフライバイをして軌道を変え、地球に向かってくる可能性は無いのか?とかちょっと心配しました。
実際の軌道予測を見ると、その可能性は無さそうですね。というか、それがあり得るなら、それ以前に直接地球に衝突する可能性だってあったわけですから…。

と、こんな感じですが、今年もよろしくお願いします(なんか、変なシメだな…)。

(2008.1.7 神宮)

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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