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これまで数回にわたって「新ルール」についての記事を書いてきましたが、今回紹介するのは、ルールというカテゴリには収まらない、全く新しい要素です。

育てるカード!

まず簡単に、ブリードカードのシステムをご紹介しましょう。

ブリードカードは、育成できるクリーチャーカードです。

ブリードカード

カードをブックに入れて対戦を行い、勝利すると「SP(スキルポイント)」を入手できます。
このSPを消費して「ブリードパーツ」を装着すると、属性を変えたり、カードのST/MHPを変化させたり、先制、強打などの能力を与えたりできます。

つまり、既存のカードラインナップには存在しない「自分だけのカード」を作れるのです!!

今までに「こんなカードがあったらいいのになあ」とか「俺だったら、こういうカードをデザインするのに!」などと想像したことはありませんか?

ブリードカードでは、それが実現できてしまうのですよ!

とてつもなくST/MHPの巨大なクリーチャーを作って、敵をなぎ倒しまくるもよし。

「地の無効化クリーチャー」、「風の援護クリーチャー」など、属性の手薄な部分を補うもよし。

ブリードカードは育て方によって、姿形(カードイラスト)も変化します。見た目重視で育成するのも良いかもしれません。

そうやってコツコツ育てていったカードには、既成のカードとは違った愛着を持てると思います。

どうです? ワクワクしてきませんか?

ブリードカードのバランス

スゴイことばかり書いていると、ベテランセプターの方々は、逆に心配になっちゃうかもしれませんね。「こんな万能カードがあったら、ゲームバランスが壊れてしまうんじゃないか?」とか……。

ご安心ください。
ブリードカードは強力ですが、決して、これだけで勝利が確定するような万能カードでは無いのです。

ブリードカードにも当然、召喚コストが存在します。
ST/MHPを増やしたり、強力な能力を追加するほど、コストはどんどん高くなります。従来のカードと同様のコスト計算式が使用されているので、強さとコストのバランスは、既存カードのコスト感覚とだいたい同じになります。

ブリードカードがブックに最大2枚までしか入れられないことも、制限のひとつです。どんなに強力なカードでも、ゲーム全体への影響力は限定されます。

また、ブリードカードですべての既存カードが再現できるわけではありません。つけられる能力やその組み合わせには、制限があります。既存のカードがすべて無用になってしまうようなことはありません。

あと、「育成途中のブリードカードはハンデになる」という面もあります。スキルポイントを得るためにはブックに入れて戦う必要がありますが、そこそこ育つまでは、ブックのお荷物になるかもしれません。まあ、苦労して育てた子ほど、可愛く思えるものですけどね。

ということで、ブリードカードは決して万能カードでは無いですが、それでも大きな可能性を秘めた、探求しがいのある要素なのは間違いありません。

制限はあっても、必ずしもそこに収まらない、コスト以上のパフォーマンスを発揮する能力コンボも存在すると思います。

いろいろ試行錯誤して、ぜひ「あなただけの自慢のカード」を作ってみてください!

(2016.6.15 神宮)

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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