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大宮にあるから大宮ソフト

ALL JAPAN CEPTER’S CUP 1999決勝戦を観戦に行った。大会もSS版で2回、PS版でも2回観戦していることになるが、今回は特に、全国から選りすぐられたセプター達が日本一を決するために集うという、前代未聞、空前絶後の大会である。観戦するこちらも自ずと緊張してしまうのだった。

今回の大会は今までのものと違う…と思わせたのは、スタッフ席に何台ものノートPCが置かれていて、サイバー(意味不明)な感じをかもし出していたことであろう。これは「ほぼリアルタイムにHPを更新して行く」という企画のためだったようだが、MFさんの気合の入れ方に驚かされた。しかし…何週にもわたって地方予選~決勝戦が行われてきたわけで、そこにかかった手間、金、スタッフの数は相当なものではないだろうか。感動を通り越してちょっと心配になってしまった(もしやカルドの儲けを使い切ってしまっているのではないかと…)。

試合の経過は公式HPの方で詳しく書かれているのでここではあまり触れないが、やはりアツイ戦いの数々だった。大会=超本気試合ということで、使用するカードは偏ってしまうものと予想したが、意外にいろいろなカードが使用されていた。ホーリーブライト(デコイ対策?)とか、マジックダイス(私は好きだ)とか、バリア(最近は流行らしい)とか、今まであまり見なかったカードを見ることができた。

決勝戦は4人対戦であった。「カルドはランダム要素が勝敗を決する」なんていう声もあるようだが、今回の決勝の面子を見てもそれは間違いであるということが分かる。やはり、強い奴は強い!ファミ通杯の優勝者だったり、予選で瞬殺勝利…というか、30R試合の20R目くらいで目標達成…してたり、とにかく安定して強いのである。また、使用していたブックも多彩だった。無属性オンリー(多分)の人がいたり、スペルオンリー(最年少で、大虐殺ブック…末恐ろしい)の人がいたりと、波乱を予感させる組み合わせだった。

しかし…実際始まってみると、拍子抜けするほど静かな試合であった。あまりカルドを知らない人が見たら、「なんかつまらん戦いだな」と思ったろう。しかし、会場の人たちは分かっていたはずだ。これは剣の達人同士の試合のように、お互いガードが固すぎて攻めこめなかったのある。結局大会決勝戦は「一度も戦闘が無い」まま、目標達成で終了したのであった。まさに「お見事っ!!」と言いたくなるような戦いだった。ちなみに、この試合でキーだったのは「スワップスペル」。コンボがそろったセプターの手札を自分の物と交換してしまったのだ。スワップスペルは「最強の手札破壊スペル」なのである。

優勝賞品も高価なものであったが、抽選会の賞品がすごかった。イラストレーター諸氏のオリジナル1点もの作品(特に加藤先生は、作品を手放さない人だから…あれはすごい価値の物だぞ…もらった人わかってるのかな?)。カルドコミックの金子先生の色紙、音楽の柳川氏の未発表CD、我が社の誇る料理長…もとい美術部長の色紙など。どれも大宮ソフトですらもらってないものである…私も欲しい。

ま、でも私にも戦利品があった。試合観戦(?)に来ていたファミ通PS連載中(カルドの回…大爆笑!)の上野先生にイラスト入りサインをもらったのだ!(最近こんなのばっか)

大宮ソフト

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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