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ドラコエイビス

by jin on 2008-09-19

カルドセプトDSには、Wi-Fi接続によるダウンロードコンテンツがあります。
メインは追加マップですかね。最初からかなりの数のマップが入っているカルドDSですが、発売後にも続々新しいマップを配信する予定です。

ダウンロードコンテンツには、マップの他に、ブック(バーチャルブックとして使用可能)、ルール(大会ルールなどを配信します)と、さらにダウンロードカードが予定されています。
ダウンロードカードとは、元もとのカードセットには含まれていない、追加の新カードです。

今回は、そのダウンロードカードの第一弾、「ドラコエイビス」を紹介します。

本来、ダウンロードカードの能力は発売後に決まります。これは、発売後の話題づくり…という意味もありますが、ゲームデザイン的に「発売後にバランス悪い部分が見つかったら、新カードでそれをフォローできるように」というフェイルセーフの意味合いもあります(まあ、今までそんな使われ方をしたことはありませんが)。
ですが、今回のドラコエイビスは、発売直後に配信されますので、既に内容が決まっています。
能力は、こんな感じです……

ドラコエイビス

無属性 ST40 MHP30

使用魔力80+カード

先制:アイテムを使用しない場合、ST=40の巻物攻撃:戦闘中、HP+現ラウンド数

これだけ見て、「強い!」と思えた方は、なかなかの通だと思います。

ST40 MHP30で、強い?
ピンと来ない方もいるかもしれません。
巷のカードゲームで目玉になる強いカードと言えば「攻撃力50000 防御力200000」みたいな感じだと思いますし(勝手な想像)、MHP30なんて、カルドセプトの中でも平均以下ですからね。

ドラコエイビスの強さは、その能力にあります。

まず、「先制」。これは、防御側でも先手を取って攻撃できる能力です。攻守共に使えて強い能力の代表ともいえます。でも、まあ、おなじみの能力ですし、これだけでは普通ですね。

二番目の能力は「アイテムを使用しない場合、ST=40の巻物攻撃」。これはパイロマンサーと同種の能力です。しかも、そのパワーはパイロマンサーを上回る40!これは強いです。
巻物攻撃は地形効果を貫通しますので、どんな高レベル領地の敵に対しても40のダメージを与えられることになります。しかも、ST40といえば、多くのクリーチャーを一撃で倒せる攻撃力です。
しかも、巻物攻撃ということで、パイロ同様アンシーンやデコイ、ガセアスフォームやカウンターアムルではダメージを防げません。これが存在する環境では、アイテム選びのセオリーも今までとは変わるんじゃないでしょうか。
もちろん、これで倒せない相手には、素直にアイテムを使ってもOK!基本ST40+先制+アイテムで、こちらもかなりの効果を期待できます。

そして、三番目の能力「戦闘中、HP+現ラウンド数」。これは、時間が立つほどHPが大きくなっていく能力で、MHP30というドラコエイビスの心もとなさを補ってくれるものです。サーガの「アスピドケロン」に似た能力ですね。
例えば、中盤20ラウンドでは、戦闘中のHPは50となります。これなら、生半可な攻撃では落とせません。
しかも、(しつこいようですが)先制ST40ですからね。これを倒すには、大きなSTに加え、先制で倒されないだけのHP(または、こちらも先制)を要求されます。

どうです、すごいでしょう?
正直、バランス的には「壊れ」に片足突っ込んでいます。でも、これは確信犯と言わせてください。
ドラコエイビスはEカードで、ブックに一枚しか入れられません。同じ類で言えば、コンプリート時にもらえるEカード「XXXXXXXX」(SS・PS版をプレイした方ならご存知のやつですが、一応、伏字にしておきます)なんてのも、これ以上に壊れてますが、「Eカードとはそういうものだ」という思想で作られています。

それでも、ドラコエイビスは「完全に壊れて」はいないと思っています。
MHPは30ですので、イビルブラストの一撃で破壊できます※1。
それに、「無属性」であることもハンデのうちかもしれません。地形効果が得られないので、土地を守らせるには少し不安が残ります。もっとも、無属性ゆえに、どのブックにも入れやすいとも言えますが。
使用条件に「カード一枚捨てる」があるのも、ちょっと安易に使えない感じですね。
もちろん、クリティカルな対策カードも存在します。常にドラコが主軸のブックを使っているようだと、弱点を衝かれて意外なもろさを見ることになるでしょう。「これ一つあれば常に磐石」と言えないのは、他のカードと同様ですね。

あと、肝心な点として「Eカードはランキングフロアでは使えない」というのもありました。ランキングにはドラコも「XXXXXXXX」も現れませんので、安心?してください。

といった感じの、ドラコエイビス。
ネット環境のある皆さんなら、カルドDSを入手した直後にダウンロードしてくださるでしょう。
そんな皆さんに、老婆心ながら、ドラコエイビス使用上のアドバイスを。

ドラコエイビスの存在は、ストーリーモードの難易度にも僅かながら影響を与えます。

ストーリーキャラとの闘いに自信の無い方や、ゲームはヌルいのがお好きな方は序盤からブックに入れてしまってOKです。
ストーリー1面(ロカ)は普通にプレイし(ここは大抵、一発でクリアできると思います)、クリア後のブック編集の時点で「ゴブリン」などと交換すると良いでしょう。

普通にゲームを楽しみたい方は、まずドラコエイビスを入れずにプレイしてみてください。
もし、ストーリー途中で負けが込むようなことがあったら、その時ドラコエイビスを入れてみると良いでしょう。
(料理をまず素のまま味わってから、後で好みに合わせて薬味を入れるようなものですね)

エキスパートを自認する方々は…。
ドラコエイビスをあえて入れる必要はありません。あなたが普通に作るブックと戦略の方がドラコ一匹より強いです。
ただ、仮に一度も使わないとしても、ドラコエイビスはビジュアル的にもかなりカッコイイので、あなたのコレクションに加える価値は大いにあります。眺めて楽しむのも、カルドの楽しみの一つですから。

ドラコエイビス先行配信は、10/16~10/30 の期間限定となります(重要!)。
この機会を逃しても、12月から正式配信がありますが、できれば先行配信の期間に、より多くの方々にカルドの世界に足を踏み入れて欲しいんですよね~(最初が大きいほど、広がる可能性がありますからね!)。

ちなみに、ドラコエイビスを持っていなくても「カードコンプリート」はできます。ダウンロード環境の無い方も、カルドセプトを楽しむ上では大きな影響ありませんのでご安心ください。
まあ、DSの機動力の高さを考えると、お友達の家や、フリースポットを使ってちょろっとダウンロード、なんてのも手かもしれませんね。

多くの歓声(と、いくつかの怒号?)を呼びそうなドラコエイビスを、ぜひ入手して、楽しんでみてください。

(2008.9.19 神宮)


※1 白状すると、ドラコエイビスのデザイン当初のMHPは40でした。しかし、序盤から手に入る可能性のあるカードという意味も含めて、強すぎるだろうというテスターさんからの指摘があり、MHPは30に落ち着きました。地変スペルの件とかサンドマンの件とか、DS版では私が押し通した話ばかりしてましたが、ちゃんと折れるところは折れるんです!もちろん、マズかった場合は私の判断ミスということですけど…。


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