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新たな力を授けよう

by jin on 2008-02-05

今回は、既存カードの中から、クリーチャーとアイテムの変更について、具体的な内容に触れてみようと思います。

ただし、まだまだバランス調整を行っていくつもりですので、これからも内容は変わっていく可能性があります。詳細についてボカすものもありますが、ご了承を(それに、今の時点で全部明らかにしてしまうのも、ねえ)。

クリーチャーとアイテムカードにも、PS版から内容調整されたカードが数多く存在します。

その中には、単にセカンド仕様への変更を施されたものもあります。この変更による環境の変化も、なかなかあなどれないものなのですが、今ひとつ目新しさが無いかもしれませんね。
話題性を考え(笑)、セカンドとも異なる調整を施されたものをメインにピックアップしてみましょう。

対属性/種族アイテム

カルドセプトには、特定の「属性」「種族」に対して能力を発揮するアイテムの一群が存在します。これらのカードは対象を絞るため、汎用性に欠け、人気の方は今ひとつでした。今回それらをパワーアップ!少しは魅力を感じられるものになったと思います。

まずは、強打系武器、例えば「フレイムタン」や「ドラゴンスレイア」といったものですね。これらは一律攻撃力をアップさせてみました。
強打って、けっこう侮れないですよ。60の攻撃力は強打(1.5倍)で90になりますからね。

それから、シールドの類。今回は、四属性のシールドがセカンドと同等の能力になったことに加え、「ドラゴンシールド」、「ホーリーシールド」というPS版ではそれこそ使い道のなかった2つにも、追加能力が与えられました。少しは使われるようになるかなあ。

「破壊・奪取されない」アイテム

PS版で猛威を振るったカードに「グレムリン」や「グレムリンアミュレット」(相手の使ったアイテムカードを破壊する能力を持つ)があります。セカンドではその対策のために「破壊・奪取されない」能力を持つアイテムが登場しました。
今回のDS版でも(新カードを除くと)、2つのカードにその能力を与えてみました。 一つは、既にゲーム誌でも公開されている「ウイングブーツ」です。今回のウィングブーツはセカンドでの「復帰」能力の代わりに、この能力が付いた感じですね。グレムリンが攻めてきたら、これで返り討ちにしてしまいましょう。
もう一つは、セカンドには残らなかったカードで、みんな存在を忘れているであろう攻撃アイテムです。使い手によってはなかなか強力な威力を発揮しますので、意外な活躍をするかもしれません。

デッドリィソーン

巻物系で最も変化したのは、これですね。当時は「石にする能力」だったのですが、敵を倒せるわけではないので、ちょっと使いにくいものでした。
今回これには「防御型能力を持つクリーチャーを破壊する能力」(=セカンドのバタリングラムのような効果)を与えました。しかも巻物ですから、カウンターアムルやガセアスフォームで無効化することはできません。今回、召喚条件がエリアに関係なくなったので、「オールドウィロウ」の出番が増えそうな予感がしてますが、これに対抗する手段としても使えますね。

即死能力クリーチャー

即死(特定のクリーチャーをHPに関係なく破壊する能力)というのは、バランス面でなかなか難しい能力です。あまりに使えすぎると、バランスまで破壊してしまう可能性がありますからね。
ただ、PS版ではちょっとビクビクし過ぎていたようにも思います。「バジリスク」や「レイス」など汎用性の高いものはともかく、属性や種族を限定するものに関しては、もう少し率が高くないと使う気にならないですよね(そもそも、ターゲットになるカードを相手が入れているかどうかもバクチになるわけですから、それが当たった時点でもう少し見返りがないと…)。

ということで、いくつかの即死能力クリーチャーは、強化されました。 例えば、「G・クローラー(植物族即死)」は確率100%になりました。「ウィロウ」の災難はこんなところにも…。
また、違う形では、水属性「ジオファーグ」の即死対象をひとつ増やしたりもしています。火属性の「ラドーン」がもともと2つの属性に対し即死を持つので、ちょうどこの二体が対の関係になったわけです(二体とも確率は100%では無いですよ。念のため)。

強くなったとはいえ、これらを常にブックに入れておくかどうかは人によるでしょう。同じコストや基本能力のクリーチャーなら、汎用的に使えるものが他にもいますので。
前述した強打や無効化アイテムもそうですが、これらは特定の相手に出会ったときだけ超絶なパフォーマンスを発揮する類のものです。これを使いこなすためには、今どんなブックやカードが流行っているか、常に情報収集することが重要になります(カードゲームの世界では「メタゲームを読む」なんて呼んだりもします)。その読み合いによって、いたちごっこのように強力なブックが常にぐるぐる変わっていく…というのがデザイナーとしては理想ですね。まあ、そううまくいくものかどうかは微妙ですが…。

オルメクヘッド/ジーニー

この2つは、セカンド以降には存在しないカードですが、PS版の頃には人気のあったカードです。ありていに言えば、「強すぎた」んですね。
これらは、今回弱体化されています。それでもなお強いカードではありますが。バランスも取りつつ、昔のイメージもあまり崩したくなかったりして、なかなか難しいんですよね…。

サンドマン

やはり、セカンド以降存在しないカードです。「スペルの対象にならない」能力を持ちますが、同じ能力を持つ「ケットシー」や「ペガサス」に比べると今ひとつパッとしない印象が。そこで、今回は新たな力を与えてみました。これでもうスペルに関してはほぼ無敵だあ!

ホムンクルス

かつては、3回戦闘しないと変身しませんでした。今回は、そのハードルが大幅に低減!!夢が広がりますね~。
ただこのヒト、防御型なので、通常ではこちらから相手を選んで戦闘することはできないのです。待ちに待ってやってきた相手がグレムリンとかだったら、へこみますね…。

まだまだありますが、今回はこの辺にしておきましょう。
実は、本当に強いカードは、もっと地味な変更を施したものに多かったりもするんですけどね。その強さは、実際にプレイすることで味わっていただきたいです。

(2008.2.5 神宮)

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