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大宮にあるから大宮ソフト

「頻繁に更新する」とかいいながら、前回からけっこう時間が経ってしまった。
いろいろ書きたいこともあるのだが、雑誌露出がまだあまりないので(…)、突っ込んだ内容はもう少し先送りにしようと思う。

さて、本題だが…今回は新しくなったマニュアルのことについてである。

カルドセプトは、サターン版企画当初から「ルール理解が一つの山となる」ゲームだという認識があった。(これは、特に他のゲームと比べてルールが難しいという意味ではない。新しいシステムが多いため、プレイヤーはそれを1から理解しなければならないということだ。

全くゲームをやったことの無い人には、ウォーシミュレーションやRPGの方が複雑に感じるのではないかと思う。)
そういう理由から、ガイダンスやオンラインマニュアルを導入したのであった。
サターン版のマニュアルも、それなりに良くできていたと自負している。しかし、検索項目が1ページ最大3つまで、など不完全な部分もあった。

PS版は、より「PCアプリケーションのオンラインヘルプ」に近い形になるよう変更が加えられた。

主な変更点
検索可能なキーワードが、本文に埋め込まれるようになった
指先カーソルが常に表示されており、本文中の検索可能なキーワード(アンダーラインがある)を選択することで、関連項目のあるページへジャンプする。この方式により、1ページ中に何個でもキーワードを置けるようになった。いわゆる「ハイパーテキスト」形式を実現したのである。「街」というゲームを思い浮かべてもらうとわかりやすい(?)だろう。
内容がトピック単位にまとめられた
サターン版では、1冊の本のように最初から最後まで通して読むような形式であった。しかし、これだと実際に必要な部分がどこからどこまでなのか分かりにくかった。PS版では、例えば「土地」の項目だと「土地1/4」~「土地4/4」で完結しており、その他のページには移動できなくなっている。
目次が分類された
目次の項目が状況別に分類されたため、検索しやすくなった。まあ、細かいことではあるけれども。

副産物的な存在ではあるが、カルドセプトのマニュアルは現存する家庭用ゲームの中ではかなり進んだ部類に属するものになったと思う。私はこのマニュアルを「ハイパーマニュアルシステム」と名づけたい(システムに名前を付けるのが流行だから)。来る21世紀には、すべてのゲームにこのようなシステムが塔載されることになるであろうあろうあろう…(大言壮語)。

大宮ソフト

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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