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いよいよ明日7月7日、「カルドセプト リボルト」発売です!

「スタートダッシュver.」をダウンロードしてくださった皆さん、お待たせしました! Gpたまってますか? これで新しいカードもゲットし放題ですね! スタートダッシュを決めちゃってください!

もちろん、発売日にはじめて「リボルト」を手にしようという方も、大歓迎です!
カルドセプトはカードがすべてではない、戦略が命のゲームです。これからのスタートでも全く問題ありません!(上と言ってることが違う……)

ちょっと舞いあがってますが……それだけ、「リボルト」をお届けできることが、嬉しいのです。
満を持してお送りする「カルドセプト リボルト」! 皆さんに楽しんでいただけることを、切に願ってます。

さて、発売直前のデザイナーズノートのネタとして、何がいいかなと考えましたが……

これまでに、新ルール、新カード、新能力、ブリードカードなどについてご紹介してきました。
ルールやカードのことを書いていると、どうしてもマルチプレイ(対人対戦)のことばかりに気が向いてしまうんですよね。

しかし、今作「リボルト」は「ソロプレイも、超充実」ということを、ご紹介しなければいけませんでした。

ということで、今回は、ソロプレイ要素「クエスト」について書いてみたいと思います。

「クエスト」と「ステージ」

「クエスト」は、前作までの「ストーリー」に相当するメニューです。

クエスト

……が、単に名前が変わっただけではありません。

今回のストーリーは、複数のクエストという単位で構成されています。
クエストは小説に例えるなら「章」のようなもので、物語の区切りにあたります。クエストの終わりに物語は大きな展開を迎えます。

ひとつのクエストは、複数の「ステージ」で構成されています。
これまでのストーリーモードは、地図上に配置されたステージを渡り歩いていくイメージでしたが、本作のステージは「時系列を移動していく」というイメージになります。

ステージ

右の方に進んでいくと、物語が先に進みます。これがメインステージです。とにかく物語を先に進めたい方は、どんどん右に進んでいけばOKです。

ステージをクリアすると、右方向だけでなく、下方向にルートが延びることもあります。これは、上のメインステージと近い時系列で起こるエピソードとなる、サブステージです。
サブステージをクリアすると、さらに新たなサブステージが発生することもあります。

本作は、このように「時系列」を行き来しながらクエストを進めます。
メインストーリーをしばらく進めた後で、過去に戻ってサブステージをプレイすることもできますし、一度クリアしたステージを再度プレイもできます。(会話イベントも再度見られます)

初めてのプレイでは、ゲームを進めることに集中してしまい、物語(イベント)を味わう心の余裕がない……という方もいると思います。
今作では、後から物語をじっくり味わうこともできるようになりました。

「カードブロック」

クエストは、物語の区切りとは別に、もうひとつ大きな意味を持っています。
カードの出現範囲の区切りである「カードブロック」です。

「スタートダッシュVer.」は、クエスト「反逆者たち」までプレイできますが、この時点では「トライアルブロック」というブロックに属するカードしか入手できません。

製品版では、次のクエストがオープンすると、新たなカードブロックもオープンします。このように、クエストがカードブロックオープンのトリガーになっています。

クエストによるカードブロックの制限には、「新しい能力を一気に出現させない」という意図があります。

トライアルブロックでは、ごく基本的な能力のカードだけしか出現しないようにして、初心者の方があまり混乱しないように配慮しました。
次のブロックでは新たな能力が数種出現、次でまた数種……というように少しずつ能力が開示され、新能力を少しずつ理解できるようにしています。

つまり、カルドセプトのクエストは、全体がカードのチュートリアルである、とも言えるのです。

「リボルト」の物語

「クエスト」に関連する話題として、今作の「物語」についてちょっと触れてみようと思います。といっても、ネタバレは無いので、ご安心ください。

今作のストーリーのボリュームは、前作に比べ大幅にアップしています。
メインステージだけでもサーガ相当ですし、加えてサブステージにも会話イベントがあり ます。
クエストをプレイするだけでもかなりの充実度ですので、対人戦プレイに興味が無い方にも、ソロプレイゲームとして充分楽しんでもらえると思います。

難易度に関しても、中盤まではじわじわ上がるものの、それ以降は大きく変化しませんので、気軽に進められると思います。(難度はあまり上がりませんが、敵の使うブックは千差万別で、飽きさせません!)

本作のシナリオを手掛けてくださったのは、シナリオライターの坂本正吾さん。

前作カルドセプトの膨大なレベルステージのシナリオを担当してくださった方です。
セプターの皆さんには「前作の全国大会で、見事な解説を披露してくださった方」という方が伝わりやすいかな……?(私のトンチキなコメントを上手くフォローしてくれました……)
坂本さん自身も強豪セプターであり、カルドセプトの知識は相当なものなのです。

今作では、世界設定や基本キャラ設定、大まかなプロットなどは私が作成しましたが、セリフはもちろん、キャラクターディテール、ストーリー展開や場面設定まで、坂本さんに全面的に手掛けていただきました。

ということで、本作のシナリオは「ボードゲーム」の範疇を超える内容とボリュームを持っています。驚きの展開も、ひとつやふたつに留まりません。(「スタートダッシュVer.」のラストの展開……私もびっくりしました。)
「リボルト」は、物語的にも楽しめるものになっていると自負しています。

早くカードを集めたい一心で、つい先に進むことを優先してしまいがちですが……
じっくり物語を楽しむ、というのも「リボルト」の楽しみ方のひとつになるのでは、と思います。

(2016.7.6 神宮)

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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