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大宮にあるから大宮ソフト

先日、カルドセプトDS発売後に計画している大会の予行演習として、セガ本社を会場にした模擬大会が行われました。
題して「セガ カップ 2008」!

参加してくださったのは、テスト等で協力していただいている、セガの有志の方々などです。
以前から、仕事としてだけではなく、ボランティアで協力してもらっていたり、大会の日も休日しかも雨の中集まっていただいたりで、本当、感謝しております…。

かく言う私も、参加しました。本当は、「参戦」しても良いくらいの気持ちで、ブックも作って持っていったのですけど…予定人数はちゃんと埋まったということで、観戦だけさせてもらう形になりました。

模擬大会の目的は、あくまでワイヤレス通信の感触や大会ルール検討、進行の段取りなどを確認するためだったのですが、みなさん結構ちゃんと構築されたブックを持参してくださいました。
私自身の目的は運営関連よりもむしろ、現段階でどんなブックやカードが使われているか確認して、現在のバランス調整の参考にしたり、発売後の大会の傾向を予想したりすることでした。ですので、参加の方々がちゃんとしたブックを使ってくれてありがたかったです。

しかも、ブックのみならずプレイングもハイレベル!まあ、カルドをSS版の頃からプレイしている方などもいましたので、当然といえば当然ですけどね。参加してたら、ボコボコにされて、えらい恥をかいていたかも(…あ、それはいつもの事か)。

対戦の中身の方も様々な展開があり面白かったのですが、詳細は割愛させていただきます。長くなりそうですし、発売前に語るのは興ざめな部分もありますし、まだ調整途中の部分もありますし。実際、大会で使われていたカードの中には、進行中のバージョンでは既にデータが変化していたものもありました。

とはいえ、途中バージョンという注釈付きではありますが、印象に残った部分をちょっとだけお伝えしましょう。

まず、色々なカードが使われてましたね。まだ試行錯誤の方もいたのかもしれませんが、多くの方のブックではちゃんと「構築されている」感じがありましたので、意外に発売後も色々なカードに出番があるのかもしれません。
属性に関しても、火・水・地・風・無と、一通り使われていました。以前のPS版の時のように、色々な属性からクリーチャーを選んでブックを作っているような方もいましたが、多くは1~2種で固めてブックを組んでいるようでした。このあたりは、2ndの方に近い感じがします。

使いにくくなったとはいえ「焼殺ブック」も健在でした。終盤で盤面がサラ地になっていた組もありましたね(汗)。ただ、「乱用」ではなく、ちゃんと戦略を持った使い方をされていたように思います。使われる側としては恐怖ですが、コンボブックの色が強いので、カード破壊で阻止されることもあり、まあいいバランスではないかと思います。
とある「種族ブック」もいました(詳細は書きませんが、なかなか強かったです)。これは以前のPS版では見られなかったタイプです。昔はキーになる「重いカード」が出しにくかったですからね…。

模擬大会で使われていた、意外なカードをざっとあげてみますと…
ウィザードアイ、ハンドカフス、バーブル、カタストロフィ、エルダードラゴン、ジーニー、ソウルブラスト…といったところでしょうか。…いや、ウケ狙いとかじゃないんですよ、これが。
PS版から調整が入ったため使えるようなったものもありますし、他のカードが調整されたために、それに伴って使えるようになったというようなものもあります。
もっとも、これらは「今回のマップで有効だった」ということであって、常に有効とは限りません。マップによって使えるカードが変わるところが、カルドセプトが一般的なカードゲームと違う部分ですからね~。

まあ、とにかく、イイ感じで熟成されている感触ッスよ!(大会前は、ちょっとドキドキしてたんですけど)。
発売後の大会も、こんな感じで色々なカードが使われるといいなあ…。

模擬大会とはいえお祭り的な雰囲気もあり、自分が対戦したわけでもないのに、興奮したり舞い上がってテンション上がっちゃったりで、ちょっと疲れましたけどね(単に、皆さんの背後で右往左往していただけなのに・笑)。

(2008.6.11 神宮)

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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