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世界のゲーム万博記念大会

time 2001/07/30

7/28~29、東京国際フォーラムにおいて「世界のゲーム万博」という催しが開かれ、カルドセプト・セカンドもこれに出展されることとなった。
この「世界のゲーム」というのは、実はTVゲームのことではなく、基本的には囲碁や将棋などの思考系板ゲームのことなのである。何しろ主催が、日本マインドスポーツオリンピアド協会(MSO)…「頭脳のスポーツ」協会なのだから。ということは、カルドはMSOに、「頭脳のスポーツである」と正式に認められたということだ、ふふふ。

しかし、不思議な雰囲気のイベントだった…。静まり返った会場には将棋版や碁盤の置かれたテーブルがずらりと並べられ、老紳士(ばかりではなかったけど)が黙々と対局をしているのである。そんなもんだからカルドのブースが浮いてるったら無かった。と言うか、一箇所だけ騒がしくて、紳士達にはいい迷惑だったろうなあ…。
と言うわけで、会場内では唯一と言っていいほど人の密集していたカルドブースではあったが、よく見ると知った顔やセプター名が多い…なんか、知り合いばっかの内輪の会って感じになっていた。私らにとっては気楽な雰囲気で良かったが、ふらっと将棋をしに来たような人はさぞ入りにくかったろう。

今回、メインは全国大会のシード権を賭けたセカンド初の公式大会だった。実際の内容は公式HPでダウンできるリプレイデータを見てもらえば分かる(便利な時代になったなあ)のだけど、少しだけ。今回はマップの性質もあり、みんな短期利益と護符を追求するブック&戦略を使っていた。序盤は拠点らしい拠点も現れず、土地のレベルもほとんど上がらない、カルドを知らない人から見るとかなり地味な試合展開だったろう。今回の流行は序盤の現金を稼ぐゴールドトーテムとゴールドグースかな。特にゴールドグースはアルマジロやゾンビ、コーンフォークと使われ、自殺コンボ(ネガティブだ…)を形成していた。また、アイドルも少なからず使われていて、中にはフルアイドルブックと呼んでいいようなブックを使うセプターもいた。動きの出るのはだいたいカウントダウンが始まってから。護符を稼いだ土地のレベルを一気に上げたり、敵の土地の地形を変化させたりして決着が付く。そこまでにいかに適切な護符を多く買っているか、ランプロなどで土地を防御しているかなどが決め手だった。試合を見ていた時は、「なぜもっとバサルトアイドルを入れん?」とか、「ここにドレインマジックがあれば」とか思ったりもしたが、後から言うのは簡単だし、まあ、仮にそんな手を使われてもみんな対処できたのだろう。

「開発者に挑戦」なんていうコーナーも行われた。実際には「挑戦」などとはおこがましく「開発者と遊ぼう」と呼ぶのが適当だったが…。私と同盟を組んだ方、どうもご迷惑をおかけしました。内心、「みんなと違うコンセプトのブックで勝ってやる」などと意気込んではいたのだが、やはり、最適化されたブックの強さ(と自分の弱さ)というものを思い知る結果となった。

あと、辛かったのが2日目に行われた「質問コーナー」。さすがにセプターはいい人が多いので、意地悪な質問は無かったが、それでもなかなか答えにくい質問もあり、ステージ上は戦々恐々とした状態だった。

そして最後はやはり「カルド最高ー!」…。どうやらカルドのイベントに来たらこれは避けられないらしい…。まあ、それはさておき、いつもながらカルドのイベントは開発者も参加者も妙な一体感があって面白いですよ。ぜひ一度は参加してみてください。

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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