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大宮にあるから大宮ソフト

先日、カルドセプトEXの「打ち上げ」があった。
今回の打ち上げは人数も多く、盛大なものとなった。しかも、その週の雑誌で、売り上げ10万本突破(みなさん、ありがとうございます…)が掲載されたので、はからずもそのお祝いの会ともなったのだった。

しかし…実を言うと私はこの手の会が苦手なのだった。いかんこととは思いつつも、引っ込み思案と人見知りが最大限に発揮されてしまい、今ひとつ居ずらいのである。
加藤先生にも、もっと日ごろの感謝の気持ちを伝えたかった…。やはりこういう消極的な所を何とかしないと、広井王子氏のようには成れないなと思う今日この頃である。

この打ち上げには、私にとってもう一つ大きな課題があった。カルドに関わった各部門対抗のエキジビション・マッチ(もちろんカルドの)が行われることになっており、私が大宮代表となっていたのだ!

このコーナーを読んでくださっている方々はご存知だと思うが、私は「弱い」のである。その原因は「注意力不足」「記憶力不足」「間抜け」である。カルドの場合重要度は、戦術:ブック:運=5:3:2位ではないかと考えているので、これは大変なハンデだ。
しかし、今回は私も本気だった(いつも本気だが、今度は通常の約2倍本気だった)。既に社内では「神宮最弱伝説」が定着しつつあったので、なんとかその汚名を晴らしたかったのだ。

対戦は4名で行った。それぞれ「大宮代表」「営業代表」「広報代表」「猿楽庁代表」である。中でも私が要注意人物と考えていたのは「猿楽庁代表」氏であった。猿楽庁は長いデバッグ期間中ずっとカルドをやり込み、集めたカード枚数も天文学的数字になるという。彼はそんな集団の代表である。絶対に強い。逆に彼さえ何とかすれば勝てるかもしれない…そう思っていた。

実際は、それは甘い考えだった。序盤に抜き出た「猿楽庁」氏は、定石通りみんなの目の敵にされた。そこまでは私の作戦(?)通りだったのだが、結局は「営業」氏が勝利を収めたのであった。実はその「営業」氏も、フルコンプリート&カード総数8000枚というツワモノだったのである。
それでも何とか2位をキープし、私は他の大宮の人間から意外な顔をされ、またこうしてデザイナーズノートに自慢話も書けるようになったのだった。
(2位になったくらいで威張るんじゃない!By美術部長)
参考までに当夜の私のキーカードを。ケットシー、ペガサスで相手の干渉を受けず、バインドミストで敵クリーチャーの能力を封じる(倒すのは誰かがやってくれると他人任せ)。ブック名「あんたっちゃ(Untouchable=触れられざるもの)」。

その日の私はいつになくカッコ良かったに違いない。しかし、誰か気づいたろうか…私のズボンの尻に穴があいていたことを…。

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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