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”カルドセプト” セガサターン

ゲームが発売される際には、ゲーム雑誌各誌はそれに先駆け「レビュー」なるものを掲載します。買う側としては、ある程度の指針になる便利なものですが、開発側からすればこれは通知表のようなもので、この時期はドキドキものです。
このコーナーはそれらレビューについて、逆に開発の立場から感想を述べようという、神をも恐れぬ試みなのです。


カルドセプトレビュー結果(得点は各誌とも10点満点)
ファミ通‘97.11.7・14合併号8/7/8/8
サターンマガジン‘97.11.79/6/7
サターンファン20号9/7/9/9/9
テレビゲーマー‘97.11.79/7/8

週刊ファミ通

ユーザー、問屋さん注目度no.1の雑誌だけに、我々のもっとも気になるレビューでした。結果はまずまず。残念なのは、あと一点取れれば「殿堂入り」という非常に名誉なことになったのですが…おしい。評の文面はみな良いことばかりで、7点の方も「誰の所有のどんなマスか見にくいのは難」ということのみでした。この得点は全く納得なのですが、「あんなゲーム」や「そんなゲーム」が殿堂入りしてるのに、どうして!?という気持ちも…。

週刊サターンマガジン

サタマガのライターの方は、雑誌社対抗セプト大会で優勝した強者で、大変気に入ってプレイしてくれていたようです(しかも女性)。ただ、6点の方の評論には少々反論を。「サイコロの目も操作されているような」と言うのは全くの思い込みです。また「cpuが、あからさまに手を抜いてきて…」という意見は、私のデータの至らなさと思いつつ、最近「難しい」と言う意見が多かったので内心ホッともしています。

隔週刊サターンファン

基本的に褒めまくってます(ありがたいことです…)。各誌レビューの中では、最も高い平均得点をくださいました。「難易度の高さも、慣れてくると物足りなくなるよりは全然いい」とも。(しかし、ユーザー間では
「難しい」と言う意見と「易しすぎる」という意見が二分しているようです。)

週刊テレビゲーマー

「超推薦印の高品質ゲーム」とまで言ってもらってます。いやあ~お目が高い!得点7の方もコメントはベタ褒めで、悪い言葉は一言も無し。これは採点の甘い雑誌だな~と思いきや、同時発売のいくつかのソフトに関してはけっこうキツイコメントしてたりしてました。レビュアーの方には気に入っていただけたようです。


結局、何が言いたいのかというと、多くのゲーム誌がいい点をくれたと言う、ただの自慢だったりして…。(各誌のみなさん、本当にありがとうございました。今後もごひいきに。)でも、我々の様な小さな会社でもこれだけの評価を得られるゲームが作れるというのは、ゲーム業界全体の励みにもなるのでは、と思うのは私だけでしょうか??

(ゲームデザイン・神宮)

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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