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大宮にあるから大宮ソフト

カルドセプト セカンド エキスパンションも発売1週間前となり、気もそぞろな今日この頃。

<その1>

先日、編集部対抗大会があった。大会の詳細はセガさんのHPで見てもらうとして(私も決勝レポートを書きました)、その他思ったことなど書いてみる。

今回の大会は、初めて開発外の方々が対戦する機会だった。けっこう皆さん本気でプレイしてくださったので、良いサンプルとして見ることができた。

テーブルを回りながら試合観戦させてもらっていたが、意外に新カードが使われているのが目立った。皆さん忙しい中、短い期間でブックを作ってきてくれたので、新カードの検証などする時間も無かったのではないかと思ったのだが、ちゃんとその価値を見抜いてブックに投入してくれたようだ。

それから、今回ある意味最も大きな改革と言える、「リンカネ」弱体化の影響も如実に感じられた。そもそもドローサポートカードをブックに入れるのは、かなり「分かっている」セプターだと言えるのだが、その分かっている方々の中でも、ドローすることを重視した「ホープ」派と、入れ替えることを重視した「リンカネ」派が存在した。その他にも、強化された「フォーサイト」や、新カード「プロフェシー」を使っている方々もいて、かつてのリンカネ一色の世界が変わりつつあることを予感させた。そして、その上でちゃんと強いと思える方々(セガHP参照)が決勝に上がる結果となったのは、開発としてはまさに思うツボの展開だった。

今回の大会を見て、次の全国大会がより楽しみになった。リンカネの件も含め、今までと違う考え方を強いられるだろうし、さすがに今回の短い期間では、特に新カードや修正カードの掘り下げはしつくされていない(例えば、今回の決勝のような状況では「ジェイドアイドル」や「レイオブロウ」、強化された「コラプション」などが効果的だった。ま、試合見た後だから言えるんだけど)。それらのカードが大会にどう生かされるのか(生かされないのか)そのあたりが特に興味深い所である。

<その2>

ショップによっては、セカンド エキスパンションの予約特典として「デザイナーズノート」という小冊子がもらえる。(予約特典はショップによって違うので、ショップにて確認してください)。
これについても少しは触れねばなるまい。なにしろ「デザイナーズノート」というだけあって、文面のほとんどが私の担当だったものなので。分類としては「設定資料」となっているが、今回、世界観的設定というより、むしろゲームとしての設定・成り立ちのような物が、新カードとメダルを中心に、開発者の見地で語られているものである。まあ文章を書いた身としては、文章を一番楽しんで欲しい所ではあるが、新カードやメダルがけっこういい紙質で印刷されているのが一番の価値かな。その他にも、従来カードの原典や秘密などもいくつか暴露している。正直、開発者が謎解きをするのはマッチポンプみたいで恥ずかしいので、多分こういうのは最初で最後でしょう。その意味でも貴重な一冊だ(笑)。ぜひ手に入れてほしい。

大宮ソフト

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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