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大宮にあるから大宮ソフト

今回は、スペル関連の調整について触れてみます。
こちらもまだまだ変更の可能性があるので、細かい部分は伏せたりもしますがご了承ください。

スペルの方でも、セカンド仕様に変更されたものが数々あります。例えば「エクスプロード」などの全体系攻撃スペル。今回は当然、セカンド仕様になっています。
その他にも「スロウ」「ヘイスト」の効果期間が3→2ラウンドに調整されたり(昔は強すぎでしたね)、「アシッドレイン」が防御型クリーチャー対象になったりもしています。

逆に、一周回ってPS版の効果に戻ったものもあります。「ホーリーブライト」はサーガでも復活したカードですが、その時には無属性にダメージを与えるスペルに変更されていました。今回はそれが不死族にダメージを与えるスペルに戻ってます。アシッドレインとの扱いが違うのは、不死族クリーチャーの方が植物族よりも圧倒的に数が多いため使い道があるのと、無属性へは「新スペル」の方で対応しているから(両方は要らないよなあ、って感じ)です。

さて、それでは肝心のセカンド仕様以外への調整カードについて書いてみましょう。

リムーブカース/ディスペル

この2つは、それぞれクリーチャーとセプターに付けられた呪い効果を外すスペルです。「ランドプロテクト」や「バリアー」を外せるほぼ唯一の手段とも言えるため、状況によってはすごく使えるスペルなのですが…ちょっと入れるのをためらわれますよね。貴重なカードスロット1つ使って、ランプロ1個外すだけの用途か…みたいな。
これらは今回、共に複数対象効果になりました。セカンドでは「マスファンタズム」や「イレイジャー」など、全体系で呪いを外すスペルがあったのですが、1stにはそれも存在しないので、今回の変更はその穴を埋めるという意味もあります。
自分の領地につけたランプロなども外れてしまうので、良し悪しという部分もありますけどね。

ウィザードアイ

ブックの上から6枚のカードを覗き見るスペルですが、あまり使われないカードの筆頭格だったような…。
一応、マインドシーカーとコンボにはなってますが、これだけのためにこの2種を入れる人は少ないでしょう(サーガではこの2つが「ポイズンマインド」という一つのカードになってます。本来はこれが正統進化の形かな)。
DS版ではちょっとしたオマケが付きました。「見たカードのうち、最も使用魔力の高いカードと同額の魔力を得る」。微妙な変更ですが、実はこれが微妙に使えちゃうんですね。ブックに入れる人が増えるかも…。

アーマースミス/ウェポンスミス

セカンド以降存在しないカードです。自分の手札の一枚を武器/防具に変える効果でした。
しかし…正直、これを入れるくらいなら、その分武器/防具カード入れとけよ、という話ですよね。
で、今回は自分以外も対象に取れるようになりました。一種の手札破壊スペルとしても使えます。何に変わるかはランダムなので、場合によっては敵に塩を送る結果になることも…。

バインド

相手を1ラウンド行動不能にするスペルです。
正直、普通に使う分にはそれほど強すぎるスペルでも無いのですが…使われた側の「嫌さ感」と同盟でコンビ打ちされたときの強さが気にはなってました。
今回、良い子も大好きDS版ということで「優しい」カルドを目指し、ちょっと効果をアレンジしてみました。対象は、行動不能のターンには魔力をもらえます。使われたときの嫌さ感は少し軽減するでしょう。魔力がどうしても欲しい場合には自分に使ってもOK!

リンカネーション

カードドロー系スペルですが、初期型が強力すぎたため、セカンドで大幅に弱体化されたカードです。バランス的にはセカンド変更(手札をすべて捨て、捨てた数だけカードを引く)で良いくらいにも思ってましたが、カードドロースペルといいながらリンカネ自身の分だけ手札は減っているというオチがあり、評判はうなぎ下がりでした。
DS版では、カードドロースペルの選択肢が少ないこともあり、得られる枚数を「捨てた枚数+1」にしてみました。いかがでしょう?

ライフフォース

PS版で悪名をほしいままにしたスペルで「対象は安価でクリーチャーを召喚できるようになるが、効果中はスペルが使えない」という効果です。「ライフフォース(生命力)」の名は前半の効果から来ているんですが、どうしてもスペル阻止の方がメインで使用されますね(実際スペルブックに対抗するために作られたので、当然なんですが…)。
セカンド版の修正でもまあまあバランス取れていたかなと思いますが、効果期間が短くなっただけでなんか物足りない気もしてました。

今回、内容はほとんど同じながら、ちょっと違った切り口の変更を加えてみました。少しは「ライフフォース」の名にも納得できる作りになったと思います。(別の方向に猛威を振るったりして…)。


ちょっと長くなってしまいましたので、今回はこの辺で。
まだ肝心なスペルの話が残っているのですが…それは次回にしたいと思います。

(2008.2.27 神宮)

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様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

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