omiyasoft

大宮にあるから大宮ソフト

カルドセプトforPlayStation
(WebMas注:本当の名前は「カルドセプト エキスパンション」になりなした)
がとうとう発表になった。 というわけで、初めて見る方々のために、あらためてこのコーナーの趣旨を説明しよう。
(…考えてみたら今までに趣旨説明なんてしたこと無かったな…)
ここは、カルドセプトのゲームデザインをした人間が、このゲーム(とゲームというもの自体)にどれだけこだわりを持って作っているのか知ってもらうコーナーである。

そのため、このコーナーでは私は「ゲームデザイナーらしい(?)」文体を使用している。多少鼻につくところはあるだろうが、容赦してもらいたい。
(というか、これが私の隠された本当の人格なのだという説もある)

で、本題なのだが…。PS版はほぼ純粋な移植なため、新たに行ったゲームデザイン作業といっても、実際はほんのわずかなのである。
システムはサターン版においてすでに完成されている(ホントか?)ため、手を入れる必要はほとんどなかった。
もっとも大きな仕事は「新規カード十数枚を考え、サターン版から同じ枚数を削除する」というものだった。

しかし、これも4月ころにはすでに終わっており、私的には「次の企画」にかかってしまっていたという、今となっては遠い昔の話なのだった。
とはいえ、決して手を抜いたりはしていない。PS版は一つの大きなコンセプトを持ってバランスを調整をしなおした。
それは「スペルブック対策」である。サターン版でのスペルオンリーブックの席巻はデザイナーとしては感動的だったが、
初心者、特にPS版で入って欲しい「あまりゲームに強くないユーザー」にとっては辛い戦いを強いられるものだと予想される。

そこで今回は、追加されたカードであからさまなスペル(護符)ブック対策を行った。
サターン版のスペルブックファンは心穏やかでないだろうが、逆を言えば、
「対策があるのだから大会でスペルブックを使うことも許される」とも考えられないだろうか?

また、PS版は上記も含めて全体的に「丸めて」ある。強すぎたカードを多少弱くし、
弱すぎたカードを多少強くした。サターン版でCPU相手に非道の限りをつくしたようなことが、
PS版では少しやりにくくなっている。それを良しとするか悪しとするかは、プレイするセプター諸君が決めて欲しい。
(とはいえ、やっぱ強いやつは強い。グレムリンとかケルピーとか…。)

PS版のプロモーションの意味も含めて、これからまた書き込みを頻繁に行おうと考えている。ゲーム誌などとのからみがあるので、
最新情報というわけには行かないだろうが、差し支えの無いところで、価値のある情報を提供していきたい。
(とりあえずの最新情報は週刊ファミ通(11/27発売号)やファミ通PSなどを見てください。)

大宮ソフト

大宮ソフト

様々なパブリッシャーを渡り歩く、流浪のソフトハウス。

mail webmastar@omiyasoft.com

アーカイブ